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2023.08.16

介護福祉士はどうなっていく?介護福祉士の需要や将来性とは

介護福祉士は、介護に関する高度な知識・技術があることを証明する国家資格で、社会的評価が高く、資格保有者は介護現場などでも中心的な役割を担っています。介護施設の多くは、介護福祉士の資格取得を積極的に後押ししていることもあって、人数は増加傾向です。この記事では、介護福祉士の今後の需要や将来性についてご紹介しますので、これから介護福祉士を目指す方はぜひ参考にしてください。

加速する高齢化によって介護福祉士の需要は増加している

公益財団法人「社会福祉振興・試験センター」によると、介護福祉士として登録されている人の総数は、2023年7月末時点で1,938,765人です。※公益財団法人「社会福祉振興・試験センター」
加速する高齢化に伴い、介護福祉士の数も近年急増していますが、まだまだ人材が足りていない状態です。都市部を中心に新しい介護施設が次々と増設されていることもあり、介護福祉士の需要は高まっています。
介護福祉士は、高い専門的スキルと能力を持っていることを社会的に認められた存在です。チームリーダーとして介護現場をまとめたり、後輩を指導したりすることが期待されているため、多くの事業所で必要とされています。

慢性的な人手不足なので将来性も高い

介護現場は慢性的な人手不足です。厚生労働省の「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」によると、2025年度までは毎年5万人程度の人材が不足していき、2040年度からは毎年3万人の不足です。人材不足が深刻さを増すのは、2025年度までのここ数年ということが明らかになりました。※厚労省「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」
中でも都市部の人手不足は深刻で、厚労省東京労働局の2023年5月分の有効求人倍率は全職種平均1.43倍なのに対し、介護職は4.8倍となっています。※厚労省東京労働局2023年5月分
慢性的な人手不足は、介護現場のサービスの質を落としかねません。無資格・未経験でも介護の仕事に就くことが可能ですが、何よりも必要とされているのは、正しい知識と豊富な経験を持ち、現場をけん引できる介護福祉士の存在です。職場の環境改善も進んでおり、介護福祉士の将来は明るいと言えるでしょう。

介護福祉士は市場価値が高い

介護福祉士は市場価値が高く、資格を持っていると好条件の転職先を見つけやすくなります。一生ものの資格なので、全国どこへ行っても働けます。勤務形態も常勤やパートなど、自分の生活スタイルに合った働き方を選ぶことが可能です。
従来は介護施設に入所してサポートする介護が主流でしたが、最近では在宅介護が促進されていることもあり、訪問介護の求人が増えています。訪問介護の場面でも、介護福祉士の資格は有利に働きます。
介護福祉士の資格を持つと、子育てや結婚などで一時的に現場を離れたとしても、好条件で復帰しやすいのも特徴で、自分に合った職場や働き方を選択しやすい仕事と言えるでしょう。

今回のまとめ

加速する高齢化、慢性的な人手不足などに伴い、正確な介護知識とスキルを持った介護福祉士の市場価値が高まっています。無資格・未経験でも積極的に受け入れているのが介護現場ですが、現場をけん引でき指導的立場に立てる介護福祉士の将来は明るいと言えるでしょう。介護福祉士の資格は一生ものです。働きながらでも取得できるため、資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょう。