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2023.08.24
介護求人で見かける「4週8休」とは?週休2日制との違い
介護職の求人でよく見かける「4週8休」という表記は、休日の日数がほぼ週休2日と同じでありながら、わざわざ区別して記載されています。就職してから、思っていたのと違うということがないように、「週休2日」と「4週8休」2つの違いをしっかりと理解しておくことが大切です。ここでは、4週8休に焦点を当てて、詳しく解説します。
介護職に多い4週8休とは
一般的にみられる勤務体系は、1週間のうち2日が休みとなる週休2日ですが、介護職では勤務体系は4週8休が多い傾向にあります。
4週8休は変形労働時間制ですので、必ずしも毎週2日休めるとは限りません。例えば、第1週は1日休み、第2週目は3日休み、3週目は3日休み、4週目が1日休みのように、4週で休みの合計を8日に調整するのです。つまり、単純に計算した年間の休みは、4週8休も週休2日制も変わりません。
ただし、介護施設では、土日祝日、年末年始、お盆なども利用者を受け入れていることも多く、このような日でも出勤を求められる可能性はあります。
介護職で4週8休の求人があればシフト制になる
介護職で仕事を探している際に4週8休という求人があった場合、多くの場合はシフト制です。人によっては、シフト制の方が働きやすいこともあります。
シフト制には、休みが決まっている固定シフトと、希望の休日を申請できる自由シフトがあります。自由シフトであれば、希望の日にまとめて休みを取ることも可能です。極端なケースを挙げれば、20日連続して勤務すれば8日連休を取って長期旅行するなどの計画も立てられます。
また、シフト制は平日が休みになることも多く、外出時には混雑を避けられるのもメリットです。リフレッシュの効果が高まり、ワークライフバランスの維持向上がしやすくなります。
4週8休で働くときの心構え
4週8休にはデメリットもあるため、心構えも必要です。
例えば、シフト制の場合、祝日が通常賃金になることも少なくありません。週休2日制では祝日に働くと休日労働となり、割増賃金の対象となります。祝日を所定休日扱いにするかは最終的に事務所が決定するため、就業規則で確認しておくことが重要です。
また、連休を取りやすい自由シフトですが、月末にならないと翌月の休日が決定しないことが一般的です。スケジュール調整が難しくなるため、友人や家族との予定が立てづらいというデメリットがあります。介護職は夜勤もあるため、休日が定まらないシフト制になると、生活のリズムを崩す可能性もあるのです。2日続けて休めるとも限らないため、疲れが溜まってしまうかもしれません。シフト制で働く際は、体調管理に気を付けましょう。
今回のまとめ
休みの日数だけを見ると4週8休と週休2日はそれほど大差がないように見えますが、実際は休みが不規則になって予定が立てづらかったり、祝日が休日扱いにならず収入が減ってしまったりする可能性があります。介護職で4週8休でも休みの取り方は、事務所によって異なることも多いため、就職先を選ぶ際は就業規則を確認することが重要です。