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2023.08.25

介護職を検討してる人が知っておきたい!介護の仕事を選んだ先輩たちの理由

介護職は、働き手の人材不足や高齢化社会の進展などから、今後も需要が増えていくことが予想される職業の一つです。異なる業界から介護業界へ転職する方も多いですが、転職理由は今後伸びそうな業界であるという点だけでなく、働きがいがありそう、あるいは人の役に立ちたいなど多岐にわたります。
ここでは、実際に介護職を選んだ方のアンケートを基に主な転職理由をご紹介しますので、未経験から介護職への転職を検討している方はぜひ参考にしてください。

介護職を選んだ理由で最も多いのは働きがいのある仕事だから

公益財団法人介護労働安定センターが発表した、平成26年度介護労働実態調査によると、現在介護業界で働く方が仕事を選んだ理由の第1位は「働きがいのある仕事だと思ったから」でした。半数以上の52.6%の方がこのように回答していることから、介護職の仕事内容にポジティブなイメージを持って始める方が多い傾向が見られます。
介護職と一口にいっても業務内容は職種によって様々ですが、支援が必要な人々に直接関わる仕事であるため、自分の力で利用者をサポートし生活の質を向上させることは、働きがいに繋がるでしょう。
ただし、介護サービスの中には訪問介護やデイサービスなど様々な形態があり、それぞれ仕事内容も異なります。自分にとって働きがいを感じるのはどのような部分なのかを考え、自分に合った施設で働くことが重要です。

選んだ理由の三番人気は今後もニーズが高まる仕事だから

上記と同様の調査を見ると、介護業界の仕事を選んだ理由を「今後もニーズが高まる仕事だから」と答えた方は35.3%に上り、全体で3番目に多い理由です。
日本は年々高齢化が進んでおり、身体的な介護や日常生活のサポートが必要な方が増えていく可能性が高く、介護職の需要も増えていくと予想されます。
さらに、政府としても介護に関わる人材を確保するための処遇の改善を進めており、賃金のベースアップの取り組みが積極的に行われています。2022年2月から介護職員を対象に、政府が月額9,000円の給与引き上げ措置を実施しました。その後、2022年10月以降は、介護報酬に組み込まれる形でベースアップの仕組みが維持されています。
高齢化社会による介護職へのニーズの増大と、介護職の待遇や働き方を改善する政府の後押しにより、長期的なキャリアが形成しやすくなっていると言えるでしょう。

人や社会の役に立ちたいからという理由も多い

「人や社会の役に立ちたいから」という理由も、32%と高い割合を占めています。
利用者への直接的な日々のケアや支援によって、利用者の健康状態や生活の質の改善が経験できるのが、介護職のやりがいです。また、利用者と直接かかわるからこそ、感謝の言葉をもらえるのが、現場で働く魅力と言えるでしょう。
さらに、これから高齢化が加速する中で、介護や福祉といったサービスを提供する人材は社会にとって必要不可欠です。介護職はこうした世の中のニーズを叶える仕事とも言えるため、社会の役に立っているという意識で働ける仕事です。

今回のまとめ

介護職は業界の将来性が魅力であるという転職理由が多いことはもちろん、働きがいや人の役に立ちたいといった理由も多く、こうした気持ちは長く働く上で非常に重要です。また、今後の需要が高まる職業であることに加え、政府主導で処遇の改善にも取り組んでいるため、長く働ける環境も整っていくと予想されます。
ご自身の適性や価値観が介護職で活かせると思った方は、未経験であっても介護職への転職を検討してみてください。