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2023.08.30

介護福祉士はグローバルに働ける?介護福祉士は海外で活躍できるか

介護福祉士として働きたい方の中には、グローバルな視点を持ち海外での勤務を視野に入れている方もいるでしょう。しかし海外で介護福祉士としてキャリアを積むことに対して、具体的なイメージがわかない方がほとんどです。日本国内とは違い、海外で介護福祉士として働くのは難しいものなのでしょうか。
ここでは、介護福祉士はグローバルに働けるのか解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ビザ問題を解決すれば海外でも働ける

海外でキャリアを積んでいくためには、ビザ問題は避けて通れません。これは介護以外の業界でも同様です。日本はもちろん海外でも、自国民の雇用が最も大切であると考えているため、日本人が誰でも海外で必ず働ける訳ではありません。実際に海外での勤務を目標としていた介護士もビザ問題に悩んでしまい、結果的に日本で働くことになるケースが多いのです。
ただし、ビザ問題さえクリアしてしまえば、海外での勤務は可能です。当然ながら簡単に働けるわけではありませんが、その壁を乗り越えればスムーズに勤務開始できるでしょう。ビザには様々な種類があり、どの国で働くかによって取得条件も異なります。渡航や申請手続きはもちろん、取得のために費用がかかるという点において、取得のために苦労するかもしれません。仮に取得できたとしても、就業中にビザが切れてしまうというトラブルが起こる可能性があるため、注意が必要です。

仕事をする上で言葉の壁は存在する

余程現地の言葉に慣れていない限りは、言葉の壁を感じることは少なからずあるでしょう。介護福祉士は基本的に、利用者とコミュニケーションを取る必要があるため、最低限の会話ができる状態であることが必須です。仮に利用者に何か要望を言われたり、体調不良を申告されたりした場合、言葉が分からないと適切な対応を取ることができません。その結果介護福祉サービスを提供できなくなり、利用者に不便をかける結果となってしまいます。人の役に立つための仕事なのに、言葉の壁があるせいでかえって不安にさせてしまうリスクがあるのです。
言葉が通じないということは、就労者本人にとっても精神的な負担となり、自信を持って働けなくなります。また、日本と文化の違いを感じる場面も多いのが現状です。海外では日本と暮らし方や考え方などが、根本的に異なる場合があります。文化の違いについていけなくなると、海外でキャリアを形成できなくなる可能性が高いのです。

介護福祉士の資格に関する適用問題がある

日本では現在高齢化社会に伴い、介護業界における人手不足に悩まされています。これは海外でも同様の問題が指摘されており、グローバルで働く上で大きな壁となりかねません。人手不足の影響を受けて、海外からの労働者を迎えてくれる現場は多いのですが、日本で取得した資格が海外で適用されないという問題があります。
せっかく日本で介護資格を取得できたとしても、海外の現場で活用できる訳ではありません。ただし、海外の先進国は人手不足の状態のため、専門的なスキルを持った日本人が歓迎されるようになる可能性は高いでしょう。当然ながらすぐにビザや言葉の壁などの問題が無くなるわけではありませんが、時代の変化に伴って問題が緩和される可能性が考えられます。グローバルに介護士として働きたいという目標を、今までよりもスムーズに実現できるかもしれません。

今回のまとめ

高齢化社会は年月の経過とともに加速しています。今後先進国においても、日本国内の介護士を導入することを視野に入れられるでしょう。ビザや言葉の壁など、様々なハードルを乗り越える必要はありますが、グローバルに活躍できる介護士の需要は高まっていくと予測できます。日本以外の現場でも働きたいと考えている方は、グローバルに活動することを視野に入れてみてはいかがでしょうか。