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2023.09.15

介護職の履歴書に記載してアピールできる資格とは?資格の種類と書き方のポイント

介護の資格は数多く存在するため、どの資格を履歴書に書いていいか分からないという方も少なくありません。履歴書に記載してアピールできるのはどの資格で、どのように書けば面接官に響くのでしょうか。ここでは、介護職を希望する方向けに、履歴書に書ける資格の種類や書き方のポイントをご紹介します。面接官にアピールできる資格の書き方を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

介護職の履歴書でアピールできる主な資格

介護職の履歴書でアピールできる資格として、認知症介護基礎研修、介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修、介護福祉士などがあります。

認知症介護基礎研修

認知症介護基礎研修は2024年度から無資格の介護職員に対して受講が義務化される資格で、今一番注目されています。知名度は低いのですが、介護業界では普及している資格で、認知症の介護業務を行う際に必要な基礎的なスキルを習得する研修です。履歴書には「認知症介護基礎研修課程 修了」と記します。

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、介護業務を行う際に必要な基礎的なスキルや知識を証明する資格です。介護に関する基礎知識があることをアピールできるため、必ず記載してください。履歴書には「介護職員初任者研修課程 修了」と記します。

介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修と比べると、より実践的な介護スキルを習得したことをアピールできます。履歴書には「介護福祉士実務者研修課程 修了」と記します。

介護福祉士

福祉系大学や専門学校を卒業した場合、介護福祉士の資格を持っている方がいるかもしれません。介護業務に関する唯一の国家資格で、「十分な知識や経験がある」と高評価が得られることでしょう。履歴書には「介護福祉士 取得」と記します。

受講中や登録申請中の資格も記載できる

受講中や登録申請中の資格も記載できるのも介護職ならではです。介護職員初任者研修を受講中の場合は、「令和○年○月 介護職員初任者研修課程 修了見込」と修了予定日を記載しておくと好印象です。目指している資格がある場合は、「○○の資格取得に向けて勉強中(令和○年○月に取得予定)」と書くとアピールできます。
介護福祉士国家試験の資格登録申請中でも、履歴書に記載できます。ただし、資格登録が済んでいないことを記載しておかないと、履歴書の経歴詐称を疑われることがあるため、注意してください。「令和○年○月 介護福祉士 資格登録証交付見込」「令和○年○月 介護支援専門員証申請中」と記載しておくと、面接官に伝わります。

ホームヘルパー2級等の廃止された介護職の資格の書き方

廃止された資格も履歴書へ記載できます。ただし、自分が受けた時の研修の名前を書いてください。例えば、ホームヘルパー2級は、2013年の介護保険法施行規則改正によって初任者研修に移行しましたが「介護職員初任者研修課程 修了」と記載してはいけません。
ホームヘルパー1級も2013年の介護保険法施行規則改正に伴い、介護職員基礎研修とともに実務者研修に移行しました。すでに廃止された研修ですが、履歴書に書く際には、「訪問介護員養成研修1級課程 修了」とします。介護職員基礎研修はすでに廃止された資格ですが、「介護職員基礎研修課程 修了」と書いて構いません。

今回のまとめ

介護職の履歴書に書いてアピールできる資格として、認知症介護基礎研修、介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修、介護福祉士などがあります。受講中や登録申請中の資格、廃止した資格も履歴書に書いて介護スキルをアピールしてください。