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2023.09.21

キャリア形成に向け介護職の3年目まではどのような目標を立てると良い?

介護職として現場で働く際に、キャリア形成を意識しながら1年ごとの目標を立てておくことをおすすめします。働く理由はさまざまですが、活躍できる人材として成長するためにも目標設定は重要です。ここでは、3年目までの目標の立て方のコツをご紹介しますので、目標を立てられない方はぜひ参考にしてください。

専門知識の向上や新しい介護技術の習得を目標に掲げる

無資格・未経験で介護職になった方は、専門知識や新しい介護技術の習得を目標に掲げるのがおすすめで、資格取得を目安にすると自分の成長が把握できます。
1年目は「介護職員初任者研修」を取得して、介護知識の基礎を身に付けます。2年目は「介護福祉士実務者研修」をメインに置き、「福祉用具専門相談員」などの資格取得を目標にすると仕事の幅が広がります。
実務1年目は業務を覚え、指示通り行動できることが最優先課題です。利用者一人ひとりの名前を覚え、状況を把握した上で、食事やバイタル、排せつなどの記録やヒヤリはっと事例の報告書を正確に書けることを目指します。上司や先輩の立ち居振る舞いを観察し、まねることから始めてください。
2年目の目標は、チームとしてスタッフの役割を把握し、フォローができるようになることを目指します。緊急時の初期行動を把握し、冷静に対応できるようになるのも2年目の課題です。介護のスペシャリストという自覚を持って行動できるようになりましょう。

3年目なりにリーダーシップ能力を意識しチームへの貢献へ繋げる

実務経験3年目になると介護現場では中堅となり、チームリーダーを補佐する役割を担います。自分がチームリーダーだったらどう対応すべきかといった視点で全体を見渡し、リーダーシップ能力を意識してチームへの貢献につなげることを目標としましょう。上司からの指示を受け、他のスタッフへ正確に伝達できる能力が求められるようになるのも3年目からです。
唯一の国家資格「介護福祉士」を受験する際の実務要件は3年以上なので、介護福祉士の資格取得のため勉強を始めるのもおすすめです。

介護職に欠かせないコミュニケーション能力を伸ばす

介護職に欠かせないコミュニケーション能力は、利用者の生活の質を向上させる上で非常に重要であり、実務の中で伸ばすことができます。利用者へのあいさつはもちろん、積極的にコミュニケーションを取り、笑顔で対応できるようにしましょう。
まず第一に、利用者の話にしっかり耳を傾けて、理解しようとする姿勢で接するのがポイントです。アイコンタクトやうなずきで共感を示すことで信頼関係が構築できます。何気ない会話から利用者が求めることを察知できるようになりましょう。
また、利用者は人生の先輩です。適切な言葉遣いは、不安を軽減し、意思疎通をスムーズにします。相手を敬う気持ちを忘れずに丁寧な言葉で接するよう心がけてください。
さらに、スタッフ同士の連携も大切です。愚痴や泣き言、悪口を言わないと決め、職場がギスギスした雰囲気にならないように笑顔で接することが大切です。

今回のまとめ

介護職のキャリア形成には、年次ごとの目標を設定することが大切です。資格取得と実務、コミュニケーション能力の3本柱で目標を立てていくと分かりやすく、自分がなすべきことが明確になります。目標を設定した後は、達成できたかをチェックすることを忘れずに行いましょう。