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2023.09.22

中堅介護職に求められることとは?成長とスキルアップのポイント

中堅介護職は一般的に4~9年程度の勤務年数で、基本的な介護スキルも身に着き、仕事に慣れてきた頃です。経験を積んで成長している段階の中堅介護職は、施設運営や管理者からどのような能力が求められているのでしょうか。ここでは、成長とスキルアップのポイントを紹介します。目標設定に悩みを抱える中堅介護職の方はぜひ参考にしてください。

中堅だからこそ分かる専門的な知識や技術の習得

中堅介護職は経験に基づいた介護スキルに精通していることが多く、介護のスペシャリストを目指すのか、施設長や管理者などのマネジメント職や経営者を目指すのかの分岐点となります。
中堅だからこそ現場に本当に必要な専門的知識や技術が分かるため、介護現場のスペシャリストを目指す場合は、認知症などの特定の疾患や高齢者の健康状態について、さらなる深い知識を習得し、適切なケアを提供できるようになることを目指します。
取得したい資格として、国家資格である「介護福祉士」、ニーズが高い「認知症ケア専門士」、「介護支援専門員(ケアマネジャー)」などがおすすめです。
施設長や管理者を目指す場合は、施設全体を見渡せる力と改善点を見つける能力が求められます。サービス提供責任者(サ責)、社会福祉士などの資格取得を検討してみると良いでしょう。

新人や後輩をまとめるリーダーシップ

中堅介護職に求められている能力として、新人や後輩をまとめるリーダーシップが挙げられます。新人や後輩をサポートし、成長を促すためにメンタリングスキルを身に着けることが重要ですが、そのためには、円滑なコミュニケーション能力と傾聴能力が必要です。
チームのリーダーとして、互いに協力し助け合える人間関係を構築し、スタッフ一人ひとりの行動に目を配り、働きやすい環境を作ることも求められています。
チームリーダーになると、新人研修で教える立場に立つこともあるため、分かりやすく伝える力も必要です。また、一方的に教えるのではなく、初心者が抱く素朴な疑問に耳を傾け、気付きが得られるようにすることも大切です。
介護の質を統一化させるには、介護計画や介護記録を正しく作成し、情報共有することが大切です。新人や後輩に指導する際、文章力や語彙力も必要となるため、日頃から多くの活字に触れておくようにしてください。

介護職の現場をスムーズに動かすマネジメント能力

中堅介護職には介護現場をスムーズに動かすマネジメント能力も求められています。マネジメント能力には、資源管理能力、問題解決能力が欠かせません。
資源管理能力とは、人材や設備などのリソースを効果的に管理し、効率的なサービス提供が行えるようにする力です。忙しい現場で、仕事の優先順位を理解し、必要に応じて対処できる能力も求められます。
また、問題解決能力とは、問題が発生したときに、冷静に判断し、迅速かつ適切な解決策を見つける能力です。新人の頃から介護のスペシャリストとしての自覚を持って働き、チームリーダーの行動を観察していれば、マネジメント能力は自然に身に着くでしょう。

今回のまとめ

中堅介護職は現場のスペシャリストになるのか、施設長や管理者を目指すかの分岐点に立っています。どちらを選ぶかによって取得すべき資格は異なりますが、リーダーシップとマネジメント能力はいずれにしても求められています。これらのスキルと能力を身に付けることで、自分自身のさらなる成長とキャリアアップに繋がるでしょう。

どのキャリアパスを選ぶにせよ、介護福祉士の取得は必要。

3年以上の実務経験を積んでいるなら、介護福祉士実務者研修を受講することで介護福祉士国家試験の受講資格が得られます。現場のスペシャリストになるにしても、管理者を目指すにしても、中堅以上の介護職員であれば介護福祉士資格は持っておきたいもの。フクシカサーチを使えば、募集中の実務者研修資格講座を簡単に探せます。無料で使えて登録も不要、気に入った講座があれば、そのまま申込みまでできます。。下記のリンクをクリックすれば、お近くの実務者研修の一覧を見ることができます。

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