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2023.08.03

介護職の転職を成功させるために知っておきたいコツ

介護職は、高齢化の最中にある日本において重要な位置付けにある職業です。介護職に従事する人材は重宝される傾向にあることから、長期的に働くことができる将来性の高い職業であると言えるでしょう。
ここでは、未経験者が介護職の転職を成功させるためのコツや有利になる資格についてご紹介します。

介護職員初任者研修を取得すると転職しやすくなる

「介護職員初任者研修」は、介護職の基本的な知識と技術を身につけて取得する資格です。介護職は、無資格であっても掃除や洗濯、買い物代行といった身の回りのお世話や、有資格者をサポートする業務などで仕事を行うことができます。しかし、要介護者の身体に触れる介護は基本、有資格者の指導のもと行うことになるほか、要介護者の自宅に直接行く「訪問介護」は、介護職員初任者研修を取得していないとできません。介護職員初任者研修を取得することで従事できる仕事の幅が広がり、採用の可能性も上がります。
介護職員初任者研修を取得するにあたり、年齢や実務経験は問われません。未経験でも講習を受け、試験を突破すれば取得が可能です。試験というと身構えてしまうかもしれませんが、講習をしっかりと聞いていれば理解できる問題ばかりで構成されています。難しく考え過ぎず、まずは挑戦してみましょう。

スキルやキャリアを伸ばせる環境があるかチェックする

介護サービスを提供している企業の中には、前向きに取り組みスキルを高めようとする人材こそが企業の財産であると考え、研修制度が充実しているケースがあります。未経験での入社でも自社研修施設などで丁寧な研修が行われるほか、働きながら資格を取得するためのサポートをしてくれたり、リーダー職を目指せる社内資格の制度が設けられていたりするケースも少なくありません。
介護職への転職を検討する際は、福利厚生や通勤距離も大切ではありますが、社内における研修の制度がどれだけ充実しているかをチェックするのがおすすめです。研修が充実していたり資格取得を応援する制度があったりする企業は、経験者でなくても「働きたい」という気持ちを汲んで人材を大切に育てようとしていると考えられます。このような企業では努力がきちんと評価される傾向にありますので、介護スタッフとして着実な成長が望めるほか、リーダー職などの役職に就ける可能性もあるでしょう。

介護福祉士の資格取得を目標にする

転職前に明確な目標を持つことで、自身の将来の姿をイメージしやすくし、それに適した職場環境を備えた施設探しや面接時の具体的なPRに繋げることが可能です。
未経験者から介護業界に転職する場合には、「介護福祉士」を目指すのがおすすめです。
介護福祉士は、介護に関して充分な知識と技術を有していることを証明する国家資格です。数ある介護関連資格の中で、国家資格は介護福祉士のみ。介護職に従事したい気持ちがあるなら、目指す価値のある資格です。指定の養成施設を卒業するか、3年以上の実務経験などの条件を満たして国家資格に合格することで取得できます。
介護福祉士は、施設や訪問により現場で介護を行うほか、要介護者が社会から孤立しないよう支援を行ったり、要介護者の家族にアドバイスをしたりすることも少なくありません。また、他の介護職従事者に指導をすることもある、まさに介護のプロフェッショナルと言えるでしょう。

今回のまとめ

介護職は未経験でも転職可能ではありますが、資格を取得していると採用の可能性が上がったり、給与や役職で有利に働いたりします。
まずは、取得条件のない介護職員初任者研修の取得を目指し、経験を積んだら介護福祉士を検討するのがおすすめです。働きながら取得が目指せる環境もあるので、企業選びの際にチェックしてみてはいかがでしょうか。