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2023.09.26
介護職の色んな資格の受験費用はどれぐらい?受験費用の価格帯とは
介護職の色んな資格の受験費用はどれぐらい?受験費用の価格帯とは
介護に関する資格として、初任者研修、実務者研修、介護福祉士などがあり、資格を取得し、経験を重ねることで給料がアップする仕組みになっています。転職する際も資格を持っていると有利に働くことも多く、働きながら資格取得の勉強をしている人も多いのが現状です。ここでは、介護職の代表的な資格の受験費用についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
実務者研修の資格取得費用
実務者研修の正式名称は「介護福祉士実務者研修」で、介護の唯一の国家資格である「介護福祉士」の資格を目指す方は、実務者研修から受講する方が近道となります。
実務者研修の資格取得費用は、スクールや地域によっても異なり、さらに保有する資格によっても費用が異なるのが特徴です。
介護系の資格を一つも持っていない場合は15~20万円程度が相場で、初任者研修を取得している場合は10~15万円程度、ホームヘルパー1級を修了している場合は10万円前後、介護職員基礎研修を取得している場合だと5万円程度です。
スクールでは早期割引キャンペーンや特典を利用して安価で受講できる場合もあるため、実務者研修の取得を検討している方は、公式サイトでキャンペーンの有無を確認しておくと良いでしょう。
初任者研修の費用相場
初任者研修の正式名称は「介護職員初任者研修」と言い、介護職のスタートラインとなる入門資格です。
受講費用は地域やスクールによって異なりますが、4~10万円程度となっています。時期によって早期割引キャンペーンを行っているスクールがあるため、最新情報をチェックしておきましょう。
介護施設や自治体によっては、資格取得支援制度を採用しているところもあります。費用の一部や全額を補助してくれる制度で、支給される金額は施設や自治体によって異なります。勤務する前に支援制度の有無を確認しておくのも一つの方法です。
ハローワークの職業訓練で初任者研修の資格を無料で取得できるところもあります。職業訓練受講給付金制度の要件を満たせば、受講手当と通所手当を受け取れる場合もあります。
介護福祉士の受験費用
介護福祉士の受験費用は2023年7月時点で18,380円です。
介護福祉士の資格を取得する方法として、養成施設ルート、実務経験ルート、福祉系高校ルートの3つの方法があり、どのルートを取るかで費用は異なります。
養成施設ルートは専門学校などの養成施設で、決められた機関に指定のカリキュラムを修了する必要があり、費用は100~150万円がかかります。2017年度からは、養成施設を卒業した後、介護福祉士の国家試験を受験しなければなりません。
転職して働きながら介護福祉士を目指す場合は、実務経験ルートとなり、3年以上の実務経験と実務者研修を取得していることが受験条件です。実務経験ルートでスクールに通う場合は1~20万円程度、独学で勉強する場合は1万円前後となります。
介護福祉士の国家試験に合格し、介護福祉士として働くためには、さらにお金が必要です。社会福祉振興・試験センターへの資格登録として、登録免許税9,000円と登録手数料3,320円がかかります。
今回のまとめ
初任者研修、実務者研修、介護福祉士の取得費用はスクールや地域によって異なりますが、受講内容に違いはありません。取得費用を安くしたい場合は、スクールの早期割引や自治体の資格取得支援制度などを利用するのがおすすめです。施設によっては取得費用を負担してくれるところもあるため、転職する際は確認しておくと良いでしょう。資格を取得するスキルアップにつながり、日本全国の介護施設で資格を活かすことができます。資格を取得して、キャリアアップを目指しましょう。